国立極地研究所は、南極半島の氷河を観測する目的で、アルゼンチン観測隊に同行し、現地調査を2006年1月〜3月に約3ヶ月間実施しました。当地には調査において参照するベースマップが存在しないため、MobileMapper Pro3台(1台基地局、2台移動局)を用いて、氷河の計測を行い、地形図の作成を行いました。データはMobileMapper Proのラインフィーチャーで対象地域を隈なく歩いてロギングし、同じくMobileMapper Proを用いて取得した基準局データとあわせてMobileMapper Officeで後処理しました。後処理したデータはGISフォーマットにエキスポートし、GISソフトウェア上で、ポイントデータを補間してグリッドデータに変換し、地形図を作成しました。 MobileMapper Proの水平精度は1m、垂直精度は2-3メートルであり、南極の0℃〜マイナス10℃の過酷な環境においても正常に動作、ベースマップの要求精度を満たすデータを取得することが出来ました。またMobileMapper Proは電池で動作するため、単三リチウム電池を使用して、約2.5日間電池交換なしで調査を継続しました。
(写真と図は国立極地研究所提供)

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